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10 大腸直腸癌 (本:「私の弟」)イギリスで癌の告知から復活まで


今回も本の紹介です。

この本も当時職場で出会った本です。職場で発達障害についての講義を受けたときに、一冊の本に出会いました。

ディスレクシア(読み書き困難)の子供について書かれた本です。

ディスレクシア(読み書き困難)は、知的には問題がないものの、読み書きに著しい困難をもつ学習障害(Learning Disabilities=LD)の一つといわれています。

学習障害は、発達障害の中の一つで、簡単に説明すると、知的レベルは標準またはそれ以上といわれていて、学力の著しい偏りが見られるもの。読み・書き・計算の一部ができない、・・・などありますが、細かい内容は子供によってさまざまといわれています。集中力に欠け、落ち着きがない場合もあったり、不器用な場合もあります。

ディスレクシアの子どもたちの読み書きに関する困難は、子供によって特徴はさまざまなようですが、いくつかあげてみると、

 *「あ・お」「ら・さ・ち」「ね・ぬ」「bとd」「pとb」のように似ている書体の見 分けが難しい。
 *一文字ずつ音に変えて読むので、スピードが遅くつかえがち。
 *まっすぐ順序よく読むことができず、文字や行をとばして読んでしまう。
 *鏡文字(上下はそのままで左右を反転させた文字のこと)を書いてしまう。
 *文字を上下左右逆さに書く(nとu)
   ・・・・

これらはほんの一部で、紹介する本にもまたインターネットで検索するとまだまだたくさん出てきます。

周囲の誤解から、「できない」レッテルを貼られたり、必要以上に怒られたり、他きょうだいから比較されたり・・・して、自信を失ってきている人たちは現在も少なくないと思います。

 また、このような障害の存在を知らずに、子育問題としてで悩んでいる、特にお母様方、周囲にも相談できない家族などもいるのではと思います。

二次的問題(二次障害)は心配される問題です。これは、ディスレクシアに限らないと思いますが、

ディスレクシアであれば→読み書きが困難

→周囲がその障害について知らない、わからない、気づかない、サポートもない・わからない

→結果、不適切な注意叱責・・・がつづいて、

→その子が自信喪失、「自分はできない」「自分は悪い」「自分はだめだ」「自分は価値がない」・・
となってしまいます。

そうなると精神面、行動面で年齢とともにいろんな影響があらわれます。伸びる能力も伸ばすことができない状況にもなってしまいます。

一方、子育てに取り組む特に子供と長く接する母親に対しても、親に対しても、周りから「しつけの問題」「子育てのまずさ」・・・など、違った形で問題がすり替えられてしまうこともあります。そうなると母親が一人で悩んでしまったり、親子で行き詰ってしまうことも考えられます。

障害の存在を知らないために、周囲の理解がなされないために、周りから心ない言葉を投げかけられて心が傷つくこともあります。

そんなとき、周りの私たちが、大人も子供も含めて、これらディスレクシアを含め様々な障害について知り理解するひとたちが一人でも増えてくると、接し方も変化して、認識もさらに広まれば、それなりの相談機関へ行く選択肢もでき専門家のアドバイスを受けることもでき、お互いにすこしでも優しい世の中になっていくのではと思います。

でも、ほんとはそんなこと関係なく、自然にどのような人でもお互い認めあえる、受け入れられるようになれると一番いいのですが・・・。

この以下の本は、ディスレクシアの弟を持つ筆者が挿絵を描き、母親とまとめて出版した本です。  
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ディスレクシアとはどういうことなのかを、わかりやすく書いてくれている本です。ほんとに読みやすく、大人にも子供達にも親子で一緒に詠めるおすすめの1冊です。「私の弟」文:館野智恵子 絵:久美子 ブロクルバンク 出版社:小学館スクウェア


イギリスにもBritish Dyslexia Society(難読症協会)といわれるサイトがあります。
http://www.bdadyslexia.org.uk/  です。イギリスに住んでいる方には、こちらが参考になると思います。


人間はどのような人にも、秘められた可能性があります。自分の良さがあります。


*****
最後に、この本の最後の部分だけ、載せておきます。

「私の弟に似ている人を知っていますか?
ディスレクシアでしょうか。
同じところもあるけれど、
違うところもありますね。

ディスレクシアでも、
みんな同じではありません。

作文は苦手だけれど、算数や理科が得意だった
私の弟は大学に行き、化学者になりました。

算数が苦手で、文章を書くのが大好きな
ディスレクシアの人もいます。
頭が悪いわけではないのに、馬鹿だと思われ
努力していても、怠け者だと言われるという人が
多いディスレクシアです。

そういうことが、無くなるように
たくさんの人にディスレクシアを知ってもらいましょう。

記憶のしかた、学びかた、話しかたを工夫すると
毎日の生活がもっと楽になります。

世界中、どこの国にもディスレクシアの人がいます。
有名になった人もたくさんいます。
あなたのまわりのディスレクシアを応援してください。」


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