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卒業(補習校編)

 普段は月~金までイギリスの学校へ通う息子。しかし日本人である息子はもう一つ,毎週土曜日には日本の学校へも国語の勉強に通っていた。

 朝の挨拶から、授業の雰囲気,入学式・卒業式、ほかにも餅つきや習字に百人一首大会に運動会、授業参観・・・など行事も日本そのまま。もちろん宿題も。

 日本で学校に通ったことのない息子にとっては、ここが日本と触れ合える唯一の場所だった。

 現地校ではこの9月から中学生になったが、日本の学校では小学6年生。

 その息子の土曜日の補習授業校での卒業式が昨日行われた。

 小学生なりたてのまだひらがなやカタカナを知らないころは、一緒に横について手をとっては書き方を教えて、言葉をたくさん覚えるときも、よく歩きながら息子と一緒にいろんなしりとりをやった。懐かしい思い出だ。

 なんだか笑い話になってしまうが、初めての古本セールでは、お財布を落としたのも気づかず両手に本を持つ息子。私も始めての古本セールで息子が心配になり、休み時間に顔を出すと、「落し物が届いてます~」と息子の財布が宙を浮いていた・・・今でも思い出すと笑いが出てくる。(笑)

 授業の中でお店屋さんごっこがあり、魚屋になった息子はその前の週、家でいろんな魚のカードとお金を作り楽しくなり、そこから発展して家では空き箱でキャッシャーを作らされる羽目に・・・。そして家の中のものに自分で作ったポンドの値札がはられはじめた・・・。

 運動会で初めて玉入れを体験し、上手く入らなかったり入ったり、他の人のボールが顔に当たったり・・・などなど帰りにその楽しさを話してくれたこともあった。

 そんな反面、1年生のころは、会議が終わって職員室を急いで出ると、長いすにちょこんと一人座って私を待ち涙ぐんでいる息子を何度も見かけた。まだ小さく、放課後残っているお兄ちゃんたちに遊びに入れてもらう勇気はなく、ご縁のあったナニーさん(ベビーシッターさんのような方)に学校に来てもらっては度々一緒に時間を過ごしてもらったこともあった。

 息子が多少具合が悪くても仕事を急に休めない私のために無理して連れて学校へ行き、肺炎までに風邪をこじらせてしまったこともあった。これは私のおおいに反省するところだ。いつも「大丈夫だよ。」といって我慢する息子の性格はわかっていたのに、それに甘えてしまっていた。この肺炎の出来事は私に大きな教訓となった。

 授業参観も、よくお母さんやお父さんと一緒に作業する場面が多いはずなのに、そういえば今まで、「寂しかった」、「参観に来て欲しい」など一つも無理なことを言われなかった。きっと子供なりに息子は私の立場を知っていたのかもしれない。そのかわり、ナニーさんが親代わりに授業参観にいってくれたり、ホリデーで来た妹や親戚などが偶然日程があって参加してくれたりいろんな方の協力もあった。

 大きくなるにつれて息子の英語のほうが強くなるなかで現地校の宿題も補習校の宿題も増えていき、勉強のことでも何度も喧嘩しながら、一緒に取り組んだこともあった。

 そんな息子も、6年間の間にできた友達とともに昨日巣立っていった。

 一緒に6年間をともに通うことができ、たくさんの思い出を息子からもらった。

       ほんとうにありがとう。

       そして卒業おめでとう。

                    母より 
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